3/8 闇に向かって
とっても寒い冬の日本海越前海岸、闇の中で只一人ひたすらルアーを投げる。
寒修行としか思えないような行為に何故こんなに引かれるんだろう。
ライトタックルで狙うメバルの力強い引き、食味の美味しさだけに引かれてるわけではなさそう。
昨年アマゴシーズン開幕までの暇つぶしに何気に始めたメバリング。
釣行2回目にビギナーズラックに出会い良形のツ抜け達成。
これで嵌まって何度も通ってみるがメバルの超気まぐれに振り回されるばかり。
潮汐、風の強さ・方向、波の大きさ・方向、食べている餌の種類、産卵に伴う行動の変化etc。
あまりに条件が多様で漠然とルアーを投げているだけでは全く歯が立たず。
それに加えて主体は夜釣り。
闇の中では些細なことが大きなトラブルとなり、仕掛けを何度張り直すことやら。
暗闇の中での単独釣行、視界から得られる情報はごく限られたものだけ。
手の感触、肌で感じる風と波の音だけが頼り。
なんせ経験値がゼロに近く聞きかじりの知識だけで判断し仕掛けの長さやワームの種類を替えてみたりしても
正解には程遠い。
極まれに狙いが当たってかろうじて当てたボテボテの内野安打のような1匹が
ヨッシャーとガッツポーズが出るほどうれしい。
鮎釣りをしているとついつい周りの釣り人の動向が気になってしまう。
爆釣している人を見ればそこは場所がいいだけだろうとか、
釣れてない人を見て勝ったとか心が外に向いている時が多々ある。
闇に向かっての単独釣行は雑念が入りこむ余地は無し。
頼りは己の判断のみ。
人生もこんな風に過ごせたらいいのに、現実はくだらないことに振り回されているばかり。
夜のメバリング、ほんと自然に向き合っている気がする。
あまりの釣れなさに夜空を見上げれば満点の星とまではいかないもののうちで見る星空とは雲泥の差。
小さなころ家の前で見上げた天の川が蘇ってくる。
暗闇の海に向かって無心に竿を振っているとたとえ貧果でも心穏やかになるのが不思議。
惜しむらくはもう少し海が近ければねぇ。
釣行回数ももう少し増やせ経験値の積み重ねもできるのに。
ネットでいろんな人のブログやHPを見てるとメバリングの達人たちは総じて観察力が鋭く
仮説を立て実践し修正していく。
多くの経験値がなせる技とも感じるがあの人達も最初は初心者。
それに比べ鮎やアマゴでは釣果自慢だけの記事が多いこと。
おいらも気をつけなくっちゃ!
なに、お前の腕では釣果自慢できるほどよう釣らんでしょって。
ごもっともですがこうしたらああなってこうなったという過程を大事に結果の充実感を表現できたら良いな。
もうしばらくするとでんでん本流アマゴと鮎釣りシーズンが始まる。
となると秋までメバリングはお休みとなりそうだが鮎やアマゴでも自然と素直に向き合う、
考察するということを心がけて過ごしてみよう。
で肝心の釣行記はどうなんだという突っ込みが来そうですが、今回は無かったことに。
予想通り風は治まっていたんですが波は高いまま。
久々に荒波が岩に当って砕けるドド〜ンという音が腹に響いてきて
テトラの裏側の普段ならべた凪の海面もご覧のように白泡まるけ。
たまに足もとまで駆け上がってくる波に○ん○まがキュンとちじみあがる。
浅い湾内なので底まで荒れているようでメバルは全く反応なし。
今時はもう少し深さのあるところのほうが良いそうですが
足場がよく安全第1でポイントを選んでいるのでなかなかそんなポイントに巡り会えず。
そんな中で数少ない生体反応をなんとか掛け合わせると犯人はフグ。
一番厳しい最中と分かってはいるんですが変化を知りたくて年明けからほぼ毎週釣行。
海の中は三月が一番厳冬期、海水面温度が10℃ほどしかない。
ベストシーズンは海水温が15℃オーバーとなる連休から6月ぐらいだそうで。
でんでんアマゴや鮎とかぶってしまう。